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場所が利用できません D:\にアクセスできません と出るUSBメモリ

場所が利用できません d:\にアクセスできません

BUFFALOのRUF3-YUF32G
容量32GBのUSBメモリです。
フォーマットを求められるようになったとの障害状況です。

状態を確認すると
ドライブD:を使うにはフォーマットする必要があります。
ドライブD:を使うにはフォーマットする必要があります
フォーマットしますか?
のメッセージが出現
しばらくすると
場所が利用できません d:\にアクセスできません
場所が利用できません
D:にアクセスできません。
このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません。
必要なファイルシステムドライバーがすべて読み込まれているか、
ボリュームが壊れていないか確認してください。
のエラーメッセージが出現します。

確かにこのメッセージはパーティションやファイルシステムが破損した際に
よく見かけるエラーメッセージです。

診断機に接続すると、機種名も容量も正しく認識します。
ところが、セクタを読ませようとするとBusyとなり、応答しなくなります。
差し込むと一応認識するものの、データにはアクセスできない状態でした。
これは論理障害ではなく、物理障害です。

チップを剥がして直接データの取り出しを行います。
一般的なTSOP48のNANDチップが1枚です。
BUFFALO RUF3-YUF32Gを分解
これを剥がします。
NANDメモリチップを剥離
キレイに剥離できました

専用のリーダーで読むと、内部には2つのブロックに分かれていていました。
やはりNANDメモリチップが破損しており、
ビットエラーが多くデータに一部欠損が生じている可能性があるものの
FATが出現し、比較的きれいな状態でデータを取り出すことができました。

念のため、FATの形式で取り出したデータと
ファイルの特徴で切り出したデータの2種類のデータを納品させていただきました。

ご用命ありがとうございました。

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この記事を書いた人

秋葉原にあるデータ復旧の専門店です。大切なデータが取り出せずにお困りの方に、1997年の創業から20有余年に培った経験と知識、そして技術を駆使し、国家資格を持つ技術者が最善なデータ復旧サービスを提供しています。

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